日記の公開日記(ブログ、SNS)と非公開日記で効果が違うのかという疑問に昭和女子大学の論文に書かれていました。
非公開日記の効果は、これまでのnoteで書いてきた内容と同じで以下の3点が上げられていました。
①否定的な気持ちを日記にはき出し、それによってその気持ちはすっきりと落ち着く
②肯定的な気持ちを日記に記し、それによってその気持ちを追体験できる。
③自らの意見や思想を記し、それによってそれらを整理し、新たな気づきを得る。
この論文でおもしろかった点は、非公開日記と公開日記の差を自意識で切り分けるというところでした。そして、自意識って言葉ではしっていたのですが、これも2種類あるそうです。
自意識とは①外から見える自己の側面に注意を向ける程度を示す公的自意識と、②自分の内面・気分など、外から見えない自己の側面に注意を向ける程度を示す私的自意識の2種類ある。
この自意識で日記を書かない人に対して区切ると以下になる。
1.非公開日記を書く人は①を意識する。②は少しだけ意識している。
2.公開日記を書く人は①②ともに意識する。
3.両方書く人は、①②の両方ともに意識するが、②の内面を見る傾向が強くなる。
4.日記を書かない人は、自分自身に注意が向きにくい傾向にある。
日記を書くことで自分自身に注意が向くことが分かり、変わりたいと考えている人にとっての後押しになると感じた。両方することが、より自分の内面に注目するようになると言うのが面白い点だと思った。
目標達成3年日記(日報)は、1の非公開型の日記の形式をとっているので外から見える自分への意識が向くことがわかり効果があると感じた。一方で、内面への意識が、外に情報を発散する事で効果があることがわかったので、何らかの外部への自己発信を行うオプションがあれば、より効果的に日報が使えると感じた。
月1回は日記に関することを発表する場を作る。上司とのone on oneで感謝・憧れの行動の説明をする。課題に感じていることを話すなども良いかもしれない(one on oneのトレーニングを上司が受けていないと逆効果になりかねないけれど。)
日々の行動を外に発表する機会を作ることが内面を含めた成長に効果が発揮できそうである。