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製造技術エンジニアはフリーランスに向かないキャリア、、??

· 講師の日常

自分のバックグランドがフリーランスで働くのには、最初は難しいのかもしれないという助言をもらったことを思い出した。

 

私のバックグランドは建設機械の製造技術者である。全体のおおまかな流れは、①商品開発(コンセプト)→②商品設計→③製造方法・生産ライン設計(私の前職)→ ⑤製造 → →⑥営業 ⑦物流→⑧メンテナンスである。全体の中で、実際に販売する商品作りをしているわけでもなく、最前線の営業で実際に物を売っていたわけでもない。フリーランスになってもとめられるのが、自分の商品をいかにして作るか。と、お客さんを見つけてきて、その人に、物を売るというスキル。両方できれば最高であるが、片側でも出来れば、フリーランスとして、成り立ちやすいとのことである。

 

良い商品が作れれば、後は、委託するなり、営業をしてくれる人が見つかれば何とかなる。商品開発のみ自社で行い、生産、販売を委託するファブレス企業のイメージである。

 

商品が最初しょぼくても、営業の経験があれば、どんどん売りにいけば買ってくれる人を見つけられる。営業を通して、商品の改善も進み、次第に売れていくという理屈である。

 

日本の過去の産業を支えた製造技術者がフリーランスで仕事を作るためには、商品作り+営業という力を身につけなければならない。その力を得ないまま仕事を辞めてしまっていたら、つぶれてしまうのではないかという仮説を貰った。副業でやり始めるという選択肢も良いのではないかとのアドバイスも貰った。

 

そして、一番自分になかったのが、自分でどんな世の中にしたいかなど、自分の商品をつくるための想いが薄いのではないか。絶対にこれをやりたいなどがないと苦しいのではという意見も貰った。もしかしたら、熱い想いがなくて成功しているフリーランス、経営者を見つけて、その人の生き方を見るとヒントになるのではという意見も貰った。その感じで働くならサラリーマンでも問題ないのではという根本的な事も言われて。確かにと思う部分もある。

 

サラリーマンが向いているというのは、まさにそうだと思うが、自分で商品を作って、それを買ってもらうという体験をしたいというのが自分の中にある想いである。

 

そんな自分も高校で講演をするようになり、人とより向き合うようになり、自分の作りたい世界が見え始めてきた。今の自分があまり好きではない、もっと違う何者かになりたいという人が変わることを支援することが、自分の使命のような気になってきた。

 

とにかく動くと何かしらにぶつかり少しづつ見えてくるものがあると、今日も一歩一歩進んでいってます。