社員10人の社長講座②です。
復習をすると、社長の役割は社員数により変化します。特に、社員10人の社長は特殊であり、一般的な社長をイメージすると失敗するという話をしました(そうだっけと思った方は①をぜひ読んでください)
社長ではなく、プロジェクトリーダー(課長)の行動こそが大切です。講座②では、必要な知識・スキルを6分野に分けました。
社員10人の社長講座②です。
講座①の
詳細は③以降で話しますが、ここでは各自の過去の経験からどのような知識・スキルを持っているかを思い出して頂けると、③以降で答え合わせや、持っていなかった知識・スキルは補完してください。
6つのスキル・知識
①人間関係作り
②企画力
③教育力
④組織構築力
⑤計画・実行指示・管理・支援
⑥問題回避、突破力
これで終わってもなので、社長さんの傾向を書いてみます。
得意と苦手が極端に分かれるのが、①の人間関係作りです。
多くの社長さんを見るまでは、みんな人間関係に自信がある人ばかりだと思っていたので意外な結果でした。自信があるかどうかで、人間関係が決まらないところも面白いところですね。苦手な方の方が、実はすごく愛されている場合が多い気もします。印象ですが。
一番得意と言われるのが、②の企画力です。
これを読まれている社長さんも頷いているかもしれないですね。起業された社長さんは、ほぼ全員が企画力には自信があります。0→1という無からビジネスを生み出しているので、企画に自信があることは頷けます。
一番好きだと言われる人がいる、③の教育力です。
教えるのが好きだと言う方は多いです。年齢が上がってくるほど、この傾向は強い気がします。
50代半ばの方から、自分が経験してきた事を後世に伝えたくなる気持ちが浮かんでくる。「せっかく長年かけて身に付けたものを、このまま誰にも残さず死にたくないという気持ちが沸いてくるんだ」と言われてました。
組織に悩まれている方が多いので、苦手ではなく、難しいと答えらえる方が多い、④の組織構築力です。
この段階は、組織の仕組み化ではなく、社長の心意気、マインドセットの部分の話になります。組織作りで一番重要な事は、組織の一貫性です。社長自身に一貫性があるかを問う内容になっています。
実行指示は得意、あとはダメという方が多い、⑤計画、実行指示、管理、支援です。
これを完全に身に付けるのは大変です。しかし、社長さんは、全ては自分の責任と考える事が出来ればOKです。組織化する頃には、管理職陣に権限移譲するので、知識として得ておけばOKです。管理職陣に覚えて貰いましょう。
問題は避けない、突破力で突き破るんだ!!、と豪快なコメントをくれた猛者もいる、⑥問題回避と突破力です。
突破力という言葉を見て、修羅場を乗り越えてきた経験を思い出される方もいらっしゃいます。武勇伝を聞かせて貰うのが講師の楽しみだったりします。
6分野の傾向とイメージを書いてきました。傾向はあくまでも傾向ですので、自分自身がどうかというのを把握してもらえればと思います。
次回からは、①の人間関係作りから始めます。