計画は神様からの天のお告げぐらい、社内の人々に大きな影響を与える。
すべてのトラブルはこの計画が作られた時に発生したと言っても言い過ぎではないと思います。
そして一度決めた計画は無理やりにでも実行したがる人もいるので、さらにトラブルを生むことになります。
それでは、計画についてお話していきます。
計画を立てる時に工数を計算して、最短の計画を作る人がいます。
工数を計算しているだけましなんですが、お客さんが言った納期=計画とする場合もあぶないです。
お客さんが言っているんだからやってくれよと言う人もいますが、人員も予算も十分ではなければ、希望納期に応えられなくて、顧客の信用も失いますし、リーダーとしての信頼も合わせて失ってしまいます。
一番大切なことなんですが、リーダーは全てを織り込んで計画する。
計画段階で、発生しそうな問題は全て想定して、問題回避を織り込む。
個人の力量を把握して、工数の計算する。
また、個々人の普段の仕事での弱点、性格などから、教育のテーマーでお話した、失敗させる教育期間も織り込んでおく。問題回避の段階で上がっている問題のうちから、これやるだろうなというのは、だんだん想定できるようになる。
想定外の問題発生時の余裕期間も持っておくことも大切です。想定外のことが起きるのが想定内としておきましょう。初めての方は難しいですが、計画に対して、実際の進捗の情報を蓄積し、余裕期間を決めていければよいかと思います。
競争力があまりにもない納期も困るけど、無理な計画をして、誰も幸せにならないというのはもっと困る。
何より大切なのは、取引先の期待より早く終わらせることより、期待以上の成果を出すことよりも、メンバーが最高に成長するように計画する。
その結果、最高の成果が出せる。
その繰り返しで、チームが成長し、納期も早くこなせるようになるし、成果も大きくなってくることも期待できる。