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問題回避&突破力①

問題回避の話

· プロジェクトリーダの話

計画するときに教育として、失敗も織り込むという話をしました。

教育する時に失敗させるとは言いましたが、想定していない失敗をさせるわけではありません。想定内の失敗をさせないと大変な事になってしまいます。想定外の失敗はこの後にお話しする突破力でお話します。

想定できる問題はリスクマネジメントの観点からすべての問題発生の要因分析、事前の想定はしておきます。失敗させたあとに、どうするかを考えている場合はではありません。

製造現場での話になりますが、初期に想定できるプロジェクトの問題要因をあげて分析していると思います。チームメンバーでブレインストーミングを行って、起こりそう問題を上げるなどもそうですよね。ある程度のプロジェクトを経験している会社では、戦訓事例集(失敗事例集)をつくっている会社もよくあります。

事件簿みないな形で纏められていて、似たようなプロジェクトをする時に、その戦訓事例(失敗事例)を見て、事前の問題回避を行う。それに加えて、プロジェクト進捗中に、ヒヤリハット提案(ミスをしたわけではないが、ひやっとした体験を集める活動)。ハインリッヒの法則といって、300個のヒヤッとしたなかから、一個だけ重大な問題が発生するという話です。たまたま、問題につながらなかったけれど、何かしらの要因が複数重なっていたら問題になることがあります。

ホークリフトを運転中に、声をかけられて、運転しながら振り返ったら、人を撥ねそうになった。

これも、人がはねられる場所まで来てなかっただけで、はねられる場所まできれてれば事故になっています。

重要な連絡をするのを忘れていたけど、取引先が覚えていて連絡をくれたから問題にならなかった。取引先も忘れていたら、事件ですよね。なぜ、忘れてしまったのか。ダブルチェックや、朝ミーティングの確認のような対処療法も必要だし、発展させるとITツールを使い自動的にスケジュール登録されるとか、いろんな問題回避することができますね。

製造現場でいう※ポカヨケ的な仕組みをプロジェクトの中に入れられるといいですね。

※うっかりミスをしないように、ある部品を取り付けないと、次の工程に進まないようにする事など。